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2017.08.05
【活動報告】MUNAKATA SANIX BLUES with minamikawa 活動報告記 Vol.4
MUNAKATA SANIX BLUES with minamikawa 活動報告記 Vol.4


サニックス玄海グラウンド
2017年8月5日(土) KICK OFF 18:00
福岡県 レベルファイブスタジアム
宗像サニックスブルース vs
ニュージーランド オークランド代表
8月5日、『DREAM RUGBY FUKUOKA』と銘打たれた、福岡市・ニュージーランドオークランドシティ姉妹都市締結30周年記念ラグビー親善試合がレベルファイブスタジアムで開催された。2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップ。福岡も試合開催地のひとつだ。この試合の開催には、福岡に招致を考えている世界No.1チームである「ニュージーランド(NZ)オールブラックス」の事前キャンプで、福岡市を訪れてほしいという願いも込められていた。スタンドには1万人以上のファンが集まり、福岡中のラグビーファンが両チームへ声援を送った。
日中は福岡市でも観測史上3番目となる37.5度であった。キックオフ時には日が傾いてはいたものの、激しい暑さが残るグランドではホームであるブルース、アウェーのオークランド代表ともに、このコンディションの中でどれだけ自分たちのプレーが継続し続けられるかというポイントが一つの焦点になりそうであった。
試合前に、オークランド代表の”HAKA”が披露され、それに対しブルースのロビンス・ブライス選手も”HAKA”で応えた光景は壮観で、試合開始前からスタジアムの熱気をさらにヒートアップさせた。前半、宗像サニックスがWTBカーン・ヘスケス選手のトライで先制した試合は、一対一の強さを見せるオークランド代表に対し、組織の強さを活かしたブルースとのぶつかり合いとなった。ブルースのスクラムは互角かそれ以上で、昨年に比べ格段に安定している印象を受けた。それに加え新ラインアウトリーダーのジェフ・パーリング選手加入の影響もありセットピースが安定したことで、オークランド代表にプレッシャーをかけ続けた前半は10-10でハーフタイムを迎えた。
その後、オークランド代表は要所要所でスキルの高さをみせ、後半、激しいコンタクトからブルースのディフェンスラインを破り徐々に点差を広げていった。終了間際にブルースが1トライ返したが、最終スコアは31-17でオークランド代表の勝利となった。
敗れた新井信善主将は、試合後のインタビューで「接点の強さを感じました。そこに自分たちが人数を掛けすぎたことでやられた。きょうの反省点を直してシーズンを迎えたい」と話した。サインプレーを封印しランニングラグビー中心の試合展開を行なったチームにとって、親善試合という目的以上に得るものが多かったはずだ。
〜感想〜
今回の試合はいろんな意味で”アツい”試合でした。試合後の主催者挨拶で「NZ側に『福岡のラグビー熱』を伝え、ラグビーファンの裾野も広げるという親善試合の目的は、ある程度達成できた。2年後を見据え、この良い経験を生かしていきたいー」という話を聞いた時、目先の短期的な目標だけではなく、2年後3年後…もっと言えば5年後10年後の自分たちの姿を見据え、物事に取り組む姿勢が必要であると感じることができました。そして、今回の試合を通して2019年に向けて盛り上がる『福岡のラグビー熱』を再認識することができた試合でした。
トレーニング室 城ヶ﨑 政光