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脊 椎 2025.08.04

【せぼねの教室】第1回「歩くと脚がしびれて止まってしまう…。」それ、脊柱管狭窄症かもしれません。

歩くと脚がしびれて止まってしまう…。それ、脊柱管狭窄症かもしれません。

本コラムは、福岡市で整形外科・脊椎外科診療を行う南川整形外科病院の「脊椎の専門医」による患者さん向けの解説です。腰の痛み、首の違和感、手足のしびれなど、日常の困りごとを「わかりやすい言葉」で説明し、受診の目安から保存療法、リハビリ、手術(椎弓形成/TLIF・PLIF/BKP ほか)まで、福岡の皆さまに役立つ情報をお届けします。

 


監修 : 脊椎外科専門医 塩川 晃章(しおかわ てるあき) / 南川整形外科病院 | 福岡・整形外科・脊椎外科

Three key points

まず知っておきたい3つのポイント

■ 歩くと脚のしびれや痛みが強くなり、少し前かがみで休むと楽になりやすい。
■ 原因は「神経の通り道(脊柱管)」が狭くなり、神経が圧迫されるため。
■ 多くは保存療法から。生活への支障が強い場合は、負担を抑えた手術で改善が期待できます。

脊椎外科の専門的評価が役立ちます。

なぜ起こる? | 原因と症状

年齢とともに背骨(脊椎)や靭帯が厚くなったり、椎間板が膨らんだりして、神経の通り道が狭くなります。その結果、歩くと神経が圧迫され「しびれ・痛み・力が入りにくい」などの症状が出ます。整形外科の一般治療で改善が難しい場合は、脊椎外科の専門的評価が役立ちます。

受診のサイン | いつ相談すべき?

■ 100~200mごとに立ち止まって休まないと歩けない。
■ しびれのせいで階段や信号が不安。
■ 足に力が入りにくく、つまずきやすい。

 

ひとつでも当てはまれば、福岡の脊椎外来 | 南川整形外科病院へご相談ください。

 

治療の選択肢 | 患者さんと一緒に選ぶ

■ 保存療法:鎮痛薬、神経痛の薬、ブロック注射、リハビリ(姿勢・歩行の見直し)。
■ 低侵襲手術(除圧術) : 神経を圧迫する部分を取り除く「通り道を広げる手術(椎弓形成/切除)」。
■ 固定術(TLIF/PLIF) : 不安定性が強い場合に“ぐらつき”を支えて痛みの軽減を図ります。
■ 圧迫骨折の場合(BKP) : つぶれた骨を内側から支える処置で、短時間の痛み改善が期待できます。

 

リハビリ&日常ケア | 整形外科リハビリのコツ

■ 前かがみで楽になる姿勢を「休む合図」にしつつ、少しずつ距離を延ばす。
■ 猫背になり過ぎない“やさしい前傾”で歩く。
■ 太もも・お尻の筋力を保つ軽い体操を継続(無理はしない)。

 

あなたにとって“ちょうど良い”治療を。

塩川先生のひとこと

「歩けなくて外出が怖い」という声をよく伺います。治療は段階的に選べます。まずは今の困りごとを教えてください。あなたにとって“ちょうど良い”治療を一緒に考えましょう。

【プロフィール】
脊椎外科専門医 塩川 晃章(しおかわ てるあき)

「首・腰の痛み、手足のしびれに対する専門治療を担当。丁寧な問診と画像診断を組み合わせ、負担の少ない治療から手術までをわかりやすく提案します。」

対応手術 : 椎弓形成(切除)、TLIF/PLIF、BKP、腰椎椎間板ヘルニア摘出ほか。

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